経営者の覚悟と会社員の甘さ

先日の週末、最低な事をしてしまった。
なんというか、自分の甘さや覚悟の足りなさを痛感させられた。

よく飲みに行く個人経営の居酒屋さんがあるのだが最近人が辞めてしまった為バイトさんを急募しているとの事だった。
飲みの席でのノリでバイトしてくれないかと頼まれ二つ返事でokした。飲食店は昔バイトを4日で辞めた経験があるのでリベンジだと少し意気込んでいた。飲みに行った場面で積極的に片付けを手伝ったりドリンクの入れ方を教わったり…
いよいよバイト本番日が近づいてくる。
しかし一週間前から喉の痛みが始まる…
バイト前夜は通常の会社の仕事をなんとか終えるも咳が止まない…。

やばい…。

居酒屋のオーナーさんには前日の夕方に体調崩していますが何とか頑張ります。とLINEをする。


当日は祝日だったので耳鼻科も休みで咳止めの薬も貰えない。

そして迷った末最悪の結末を迎える…。



開始数時間前にLINEで休みたい旨を伝える。
「体調がどうしても良くならなくて休ませて下さい。楽しみにしてたんですが申し訳ありません。」

当然先方は既読スルー。

1時間ほど経って散々躊躇した末一応電話でも伝えようと電話をしたが「あー、もう段取り組んだから大丈夫!じゃーね。」


何というか…もう少し別のやり方があったのではと、一連のやりとりが終わってから初めて気がつく。何とか出勤しなければとギリギリまで引っ張って土壇場で身体的に無理との休み連絡はやはり良くなかった事に初めて気がつく。

昨夜よく一緒に行く常連さんに半ば強制的に誘われドタキャン以来初めてお店に行くが、当然ズタボロに言われその後はスッキリ一緒に酒を飲み、深夜に解散し今朝の通勤電車に至る。


何というか…中学生のお仕事体験並みに捉えていた情けない自分がいたがお相手は立派な経営者。れっきとした仕事。勿論生活が掛かっているなかでのドタキャンは怒るのも無理ない…。
特に俺が仕事を楽しみにしていたという点が怒りの着火点となってしまったらしい。
いや、中学生のお仕事体験でもとにかく出勤して無事にこなせればそれはそれで良かったんだろう。


せっかく信用されて舞い込んだ話ではあったが完全に信用を失ってしまった。
もう声を掛けられることは2度とないだろう。


本当、普段は会社員をやっている自分の甘さを痛感させられた…。
いや、会社であれば熱があっても出社するがバイトだからと舐めていた感がどうしてもあった。

ただ、オーナーさんが昨夜厳しく叱ってくれたのは以前個人経営に憧れを抱いていると話をした事のある俺の事を思っての事だったのだろう。

全てではないが会社員はやっぱり甘ちゃんなのかもしれない…。

気合い入れ直します。